人は「目的」ではなく、「手段」にお金を払う。
今日の朝活で、
とても面白い発見がありました。
テーマは、昨日に引き続き
「AI時代、一番価値が上がる能力とは何か?」
でした。
参加者のみなさんに、
「その能力は何ですか?」
そして、
「どうすれば、その能力は身につきますか?」
という宿題を出しました。
最初の質問には、
たくさんの答えが返ってきました。
・コミュニケーション力
・人を笑わせる力
・共感力
・責任を持つ力
・行動力
・自分軸を持つ力
どれも、とても納得できる答えです。
しかし、その次の質問になると、
一気に手が止まりました。
「では、その能力は、具体的に
どうやって身につけるのですか?」
ここからが、今日一番の発見でした。
人は、目的は持っている
実は、多くの人は目的を持っています。
もっと成長したい。
もっと稼ぎたい。
もっと話せるようになりたい。
もっと行動できるようになりたい。
ここまでは、みんな考えられます。
ところが、それを実現するために
「今日、何をするのか?」
「来週、何をするのか?」
「何をもって成長したと言えるのか?」
ここになると、急に曖昧になります。
つまり、目的はある。
でも、手段が弱い。
行動できない理由は、意志が弱いからではない
「自分は行動力がない」
「意志力がない」
そう思っている人は、
とても多いと思います。
でも、本当にそうでしょうか?
例えば、
「コミュニケーション能力を上げたい」
これは目先の目的です。
では、
どうすればいいのでしょうか?
「もっといろんな人と話す。」
これでは、まだ抽象的です。
一方で、
「毎月一回、初めて会う人と必ず30分話す」
ここまで具体的になると、
今日から何かしら行動できます。
さらに、
できたかどうかも
きちんと判断できます。
つまり、
行動が難しいのではありません。
何をすれば『行動した』と言えるのかが
自分の中でちゃんと決まっていないだけなのです。
人は、手段にお金を払っている
この話をしていて、思ったのは
世の中で売れているものの多くは、
目的ではありません。
手段です。
ダイエットもそう。
英語学習もそう。
営業もそう。
発信もそう。
スクールも、コンサルも
セミナーもそうですし、
コンビニや、ラーメン屋といった
フランチャイズもそう。
「痩せたい」
という目的は、
すでに本人が持っています。
だから、お金を払うのは、
「どうすれば痩せられるのか?」
という方法です。
「もっと売れるようになりたい」
だから、
「どうすれば売れるのか?」
にお金を払います。
つまり、
人は夢にお金を払っているように見えて、
本当は、
夢までの具体的な道順にお金を払っている。
AI時代だからこそ重要になること
AIは、目的を考えることもできます。
方法、手段もたくさん提案してくれます。
でも、その中から、
自分に合うものを選び、
実際に続けられる形へ落とし込むこと。
これは、ずっと人の仕事です。
「毎日頑張る」
ではなく、
「毎週○曜日に○○をする」
「一か月に一回、○○する」
「毎朝、必ず◯◯する」
ここまで具体化できて初めて、
行動に移すことができます。
今日、何をしますか?
今日の朝活で見えたのは、
人は行動力、意志力が弱いから止まるのではない
ということです。
止まる理由は、目的と手段の間に、
まだ橋が架かっていないからです。
もし今、
「変わりたいのに変われない」
そう感じているなら、
自分を責める前に、
一つだけ考えてみてください。
その能力を身につけるために、
今日、何をすれば「できた」と
言えるでしょうか?
その答えが具体的になるほど、
行動は迷わなくなります。
そして、その小さな行動の積み重ねが、
一年後には、大きな差になります。
夢を持った日ではなく、
今日やることが決まった日から、
人は変わり始めます。
奥田 裕之



